すべて真夜中の恋人たち
恋愛とは、少し違うような気が。
人間愛、とも違うし、なんでしょう…
人と人との関わり、うん、人間関係。
そう言った方がしっくりくる。
同性、異性との人間関係が描かれている。
意図的に言いますが、描かれている。
物語はモノクロの文学というよりは、
フルカラーなんだけど、
色がグレースケール。
人間の不器用さ、卑怯さ、卑屈さ、
そのうえで器用に、傲慢に、奔放に生きる…
生きているということ。
それが詰め込まれている感じがしました。
わたしの光がわたしを照らして、
はじめて、わたしはわたしを、見る。